香港の賃貸物件を借りる際に注意すべきこと

前回のブログでは、コンドミニアムの売買を例に取って香港の不動産事情や税制面について書きました。

今回は賃貸物件を視察した様子を実際の物件を元に書いてみましたよ。

国が違えば「賃貸」制度も違います。

では、早速ですが香港の賃貸物件市場を見てみましょう。

 

香港で賃貸物件を借りる際の注意事項

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香港で賃貸する場合は、一般的に2年契約(1年目は必須、2年目以降は自由解約)となり、契約時に必要な保証金(頭金)は家賃の2ヶ月分が必要になります。

また、仲介手数料(エージェントコミッション)は家賃の1ヶ月分(家主と借主で折半)が通例です。 

 

賃貸契約時に発生するコスト

保証金(デポジット)


住宅の賃貸は2か月分が一般的。契約満了時に返金されます。

礼金(キーマネー)

不要。

契約印紙税(スタンプデューティー)

賃貸契約締結に対しての納税、家主さんと折半します。家賃により金額は変動(数百香港ドル程度を1回のみ支払いが一般的)。

家賃(レント)

毎月分を前払いです。

仲介手数料(エージェントコミッション)

成約時、不動産業者への支払いとなります。家賃の1ヶ月分(一般的に家主と折半)。

管理費(マネージメントフィー)

必要経費ですが、基本的には家賃に組み込まれています。

不動産占有税(ガーバメントレーツ)

本来そこに住んでいる人が支払う税金、日本で言うところの住民税に近いです。基本的には家賃に組み込まれています(家主は、政府査定家賃の5%程度を年間4期に分け、香港政府に支払う)。

借地料(ガーバメントレント)

香港の不動産は一つの教会、および古来より住んでいると認定を受けた地区を除いて借地料の納税義務発生します。賃貸を契約する際に、誰が支払うのか明確にする必要があります。

※なお、以前はクラウン(王冠)レントと呼ばれていました。と言うのも、香港は1997年までイギリスの占領地でり、地主はイギリスの女王陛下だったからです。しかし、香港返還後、地主は香港特別行政区政府に変わり、名称もガーバメント(政府)レントへ変更されました。

 

香港の中心地から2駅の「賃貸物件」を視察!

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さて、今回は時間の関係上、香港の中心地、尖沙咀(チムサーチョイ)駅から2駅目「油麻地(ヤウマテイ)駅」から徒歩1分圏内の賃貸物件を2件(赤丸)視察しました。

香港は僕の住むバンコクと違い賃貸価格もそれなりにすると聞いていましたが、実際は「4割増し」といった感じですかね。

①外国人も多い「WATERLOO」

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家賃:15,500香港ドル(約20,5000円)

タイプ:2Bedroom

平米:約55㎡(592スクエアフィート)

階層:19階

詳細:

油麻地駅から徒歩1分圏内。

ファシリティ(プール、フィットネスなど)も充実しており、比較的新しい物件です。

お部屋内はフローリング仕様で、ビルトイン・キッチンや洗濯機付き。

外国人入居者も多く、レセプションもしっかりしているため、セキュリティも割りと良いのが特徴ですね。

契約時の仲介手数料は0.5ヶ月分。

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エントランスも割りとしっかりした作り。

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少し見にくいですが、共有スペースおよびその奥にはプールも完備。

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香港の賃貸物件は、タイと違い「家具無し」が一般的なようです。

タイ不動産のコストパフォマンスが良すぎるのかな?

②一般的な現地の香港人が多く住む賃貸物件

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家賃:11,000香港ドル(約14,6000円)

タイプ:1Bedroom

平米:約32㎡(344スクエアフィート)

階層:15階

詳細:

油麻地駅から徒歩30秒圏内。

外観も正直みすぼらしいですが、入り口に管理人がいるためセキュリティ上は問題なさそう。

お部屋内はタイル貼りで、かなり劣化が目立つは少し残念。

少なからず家具は付いているが、かなり年季が入っていましたよ。

契約時の仲介手数料は0.5ヶ月分。 

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冷暖房器具が一切なく、香港の冬を乗り切るのは至難の業。

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水回りも年季と汚れが目立つ。

このクオリティでこの値段って、やっぱり香港のコンドミニアムは高いですね。

いっそのこと、ホテル暮らしの方が安いんじゃなかろうか(笑)。

▼香港オススメホテル詳細

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さいごに

香港は法人税が16.5%とかなり魅力的なタックスヘイブンです。

日本で法人を登記して賃貸を借りて・・というよりは、最初から香港に本社を置いた方が良いような気がします。

賃貸価格もバンコクに比べるとやや高いですが、日本、特に東京に比べると比較的安く住むことが出来ます。

特にネットを使ってビジネスをされている方は、法人を香港に移動し香港で生活するなど、考えてみるのも面白いかもしれませんね。

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ABOUTこの記事をかいた人

海外ノマドや旅行情報を中心に自身の経験を交えてブログで発信中。カメラやスマホなどのガジェット類も大好き(旅の7つ道具として紹介しています)。また、「タイ」をこよなく愛し1年の半分以上をパタヤとバンコクを中心に暮らしています。嫁はタイ人。