訪日タイ人旅行者数に見る日本とタイをつなぐビジネスの可能性

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2013年7月に訪日タイ人観光客への観光ビザが免除さましたね。

その影響もあり、同月より日本に来るタイ人が一気に増えています。

東京のビックカメラなど大型ショップではタイ語のアナウンスが流れ、タイ語版の観光案内も増えつつありますね。

 

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タイ人観光客数が40万人超え!

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2013年7月1日から日本に来るタイ人旅行者のビザが免除されたことにより、昨年だけも6ヶ月でのべ40万人以上のタイ人が日本に押し寄せました。

2012年がおよそ20万人程度だったことを見ると、なんと半年で2倍以上のタイ人が日本に来ていることになります。

通常タイ人の旅行シーズンが上半期に集中(ソンクラーン休暇などのため)しています。

にも関わらず、下半期でこれだけの人数のタイ人が日本に来ているのは、やはり相当な親日国であり日本旅行は憧れの観光地の1つであると言って間違いないでしょう。

ヨーロッパの大手旅行検索サイトであるスカイスキャナーの調査によると、2013年にタイ人に最も支持された観光地の1位は他を引き離して日本という結果も出ています。

また、日本は四季があるため、お金に余裕のあるタイ人は年に2回以上、観光に来ることも珍しくありません。

2014年の今年の訪日タイ人観光客数は70〜100万人とさえ言われています。

これだけタイ人が日本に注目し、旅行者として押し寄せているのをご存知でしたか?

 

地方自治体や大手旅行会社の動き

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日本の大手旅行会社HISは動きが早く、タイ人観光客のビザ免除を受けて直ぐに広報活動を行っています。

例えば、写真のようにバンコクのBTS(スカイトレイン)を日本旅行一色に染めたり、テレビでもCMを数多く打っていました。

また、地方自治体で成功している事例で言えば、北海道、特に札幌市は県や国を巻き込んでタイ人インバウンドに力を入れています。

日本の地方都市にも関わらず、バンコクのタイ人は元より地方にいるタイ人でさえ「SAPPORO」という単語を知っているほど認知度が上がりました。

その他にも観光庁や日本政府観光局(JTNO)、商工会議所などが主催でサイアムパラゴンなど大手ショッピングモールの一角を貸し切り日本観光のイベントを開催したりしています。

 

タイと日本を繋ぐビジネスの可能性

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訪日タイ人観光客数は今後もまだまだ伸びると仮定すると、観光というカテゴリー1つ取っても多くのビジネスチャンスがあります。

日本のホテルや旅館は英語・中国語・韓国語の他にタイ語での簡単な挨拶、タイ語版の案内書を作るなど必要に迫られてくるでしょう。

僕の友だちであるカミヤ(@kazujpn1988)くんは、タイと日本の接点が今後増えてくるだろうといち早く予想しTLPオンラインタイ語学校をスタートさせました。

「語学を通じて、日本とタイの想いを通じ合わせる」というビジョンに僕も期待を寄せています。

また、詳しくは話せませんがその他の方々の多くがタイと日本を繋ぐビジネスをどんどんスタートさせています。

例えば、地方自治体とタイの広告を繋げるビジネスや、日本国内でのネットインフラをタイ人旅行者に格安で販売するビジネスなど面白い案件ばかりです。

僕も助言やお手伝いなどさせて頂いています。

日本おける観光業でのプレゼンスをますます高めている「訪日タイ人観光客への取り組み」は今後も無視できない存在です。

僕も早く何かやらなければ。。

 

さいごに

親日国タイへ旅行に行く日本人は年間100万人とも言われていますが、今後は逆も同じことが言える時代になりつつあります。

日本とタイはアユタヤ王朝の頃から交易があり戦前戦後も含め歴史的に見ても繋がりが深い。

タイ好きの日本人が多いのも事実ですが、親日のタイ人の数は数え切れません。

今の僕らがタイで安心してビジネスが出来るのも先人の日本人がタイでした功績が大きいからに他なりません。

言わば「巨人の肩に座る」といったところでしょうか。

この功績を壊すことなく、また先人に負けない良好な日タイ関係のサポートができれば・・と今回のブログを書きながら改めて思った次第です。

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ABOUTこの記事をかいた人

海外ノマドや旅行情報を中心に自身の経験を交えてブログで発信中。カメラやスマホなどのガジェット類も大好き(旅の7つ道具として紹介しています)。また、「タイ」をこよなく愛し1年の半分以上をパタヤとバンコクを中心に暮らしています。嫁はタイ人。