よく日本からタイに自動車を輸入したいというご要望をもらいます。
そこで、今回はASEAN諸国以外からタイに車を輸入した際の税金面について書いてみました。
自動車税高すぎだよ!
この記事の目次
タイに車を輸入するときの条件

税金のお話をする前に外国人が個人使用目的で輸入する場合の最低条件を書いてみます。
あくまでも個人使用目的となりますので、販売することは不可能です。
個人使用として輸入する場合(外国人)
・1人につき1台の輸入のみ許可される
・輸入許可日から3年以内の譲渡および国内販売は不可(相続の場合はその限りではない)
・タイ入国管理局より発行された入国許可証(ビザ)を持っており、かつ滞在期間が1年以上の者
・タイ労働福祉省より発行された労働許可証(ワークパーミット)を持っており、かつ最低1年間有効な者
・輸入を希望する乗用車に対して、1年6ヶ月以上にわたる所有権もしくは使用権を有すること(登録日からタイ国輸入日までを数える)
・運転免許証または国際免許証を保有していること
輸入自動車にかかる税金

タイに自動車を輸入する際は3つのタイプ(乗用車・オフロード車・ピックアップ車)ごとに4種類の税金がかかります。
また、乗用車でも排気量によって更に3つに分類(2,400cc未満・2,400〜3,000cc・3,000cc以上または220馬力以上)されそれぞれに税率が変わってきます。
輸入時に支払う4つの税
自動車をタイ国内に輸入する場合、全部で4つの税金を支払う義務が発生します(自動車の種類によって税率が異なります)。
①輸入関税
②物品税
③地方税
④付加価値税
タイプ別輸入自動車の税率を見てみよう

では、結局のところ税率が一体どのくらいかかるのか自動車のタイプ別にご説明します。
税率が高すぎて目玉が飛び出そうです(笑)。
乗用車の場合
・2,400cc未満:輸入関税80%・物品税35%・地方税10%・付加価値税7%
・2,400〜3,000cc:輸入関税80%・物品税41%・地方税10%・付加価値税7%
・3,000cc以上または220馬力以上:輸入関税80%・物品税48%・地方税10%・付加価値税7%
オフロード車の場合
輸入関税80%・物品税33%・地方税29%・付加価値税7%
ピックアップ車の場合
輸入関税60%・物品税33%・地方税3%・付加価値税7%
その他関税
これ以外に更に輸入する自動車の車両価格が上乗せされますので、約300%以上!
馬力の大きな車に至っては何と約400%以上となります・・(汗)。
さいごに
一般的な外国人は基本的にタイ国内へ自動車を輸入することは不可能に近いです。
また、僕らのような就労ビザ(ワークパーミット)を持っている側から言っても高額納税が課せられますので正直オススメしません。
これには1つタイ政府による国内自動車産業育成処置が背景としてあるかと思います。
輸入するよりタイ国内で購入することをオススメします。
それでもやはり日本で購入するより格段に高額となってしまいますけどね。
僕はタイ国内の自動車免許はおろか日本国内の自動車免許すら持ってません(笑)。
そろそろ取得しないとな・・。


▼バンコクのホテルは最高!タイ旅行で絶対に泊まってほしい超おすすめホテルベスト5
▼タイ・バンコク在住の僕が、2泊3日のバンコク旅行プランを組んでみた!初めてのバンコクならここへ行けば間違いなし
▼タイ旅行のプラン作りに役立つおすすめサイトとバンコクの人気現地ツアーを集めてみました