タイの方言も多種多様!東京弁がバンコクで京都弁がやっぱりチェンマイなのかを調べてみた

僕は言語が好きで英語と日常会話レベルのタイ語が話せます。

そこで気になったのですが、タイ語にも方言(イントネーションを含む)ってあるんでしょうか?

今回はその辺の事情を書いてみました。

 

公用語としての「タイ語」

bangkok-dialect

タイの公用語はもちろんタイ語です。

日本人は英語が苦手で有名ですが、タイ人も一般的にはタイ語しか話せません。

以前、ニュースで見たのですがタイ人の英語力は東南アジアでも最下位のようです。

しかし思っている以上に旅行中は英語が通じますし、大学を卒業された優秀な方たちはネイティブに近い英語力を持つタイ人は多いです。

さて、タイの英語事情の話しになってしまいましたので、ここからは本格的にタイの方言について触れてみたいと思います。

公用語としてのタイ語ですが、もともとはカンボジアのクメール人から採用されたアルファベットを基準にしているという説があります。

時期にしてスコータイ王朝時代。

真偽の程は分かりません。

僕としては、ラオ語から来ているような気もします。

そして、現在では日本と同じように地域によって方言が存在します。

当たり前と言ったら当たり前ですが同じ言語で方言があるって面白いですよね。 

東京弁=バンコク弁

日本においては公用語は首都東京(関東圏)の東京弁と言われます。

タイにおいても例外なく首都バンコクのバンコク弁が公用語とされています。

一般的に皆さんが勉強している(していない?)タイ語がこれに当たると言って間違いないかと思います。

よって、学校の授業でもバンコク弁(以下、公用語)が使われてますしタイ政府認定の教科書の表記も公用語なわけです。

 

田舎っぽい「イサーン弁」

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よく田舎っぽいタイ語の代表として、タイの東北地方の言語「イサーン語」が挙げられます。

日本で言う東北地方のズーズー弁に近いのでしょうか(すみません・・)?

イサーン語はもともとラオスのラオ語から来ていると言われ、ラオスの首都ビエンチャン当たりまでくらいなら十分に通じます。

むしろ公用語も通じるくらいですし、なんならタイ語はラオ語から来てるという説もあるくらいです。

もしかすると大昔はイサーン語が標準語だったのかもしれませんね。

ちなみに僕はイサーン語が好きですし、イサーンの音楽(ルクトゥン)も大好きです!

タイのルクトゥンがやっぱりイイ!タイ人みんなが大好きなあの曲について書いてみた

イサーン語を話してみよう!

これを話せれば人気者間違いなしです。

・美味しい

タイ語:アロイ

イサーン語:セーブ

・でしょ?

タイ語:チャイ・マイ?

イサーン語:メン・ボ?

・20(数字)

タイ語:イーシィップ

イサーン語:サーオシィップ

 

タイにもあった関西弁!?

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面白いもので、タイ語にも日本語で言うところの関西弁が存在します。

ここからは上品な喋りが象徴的な「京都弁」とドギツイシャベルが印象的な「大阪弁」と同じタイ語の方言を見てみましょう。

上品な京都弁と同じ「北タイ弁」

古都「チェンマイ」を始めとしたタイの北部では北タイ語を使います。

チェンマイの北タイ語を標準語とされていますので、通称「チェンマイ語」とも言われていますね。

これはイサーン語にも似ているところがありますが、女性は語尾にカー(です・ますの意味)を使わず「チャーオ」を使います。

また、イサーン語でも数字の20を数えるとき「サオ(サーオ)」と言いますが北タイ語でも使っていますね。

僕らが京都弁を喋る日本人女性に上品さを感じるように北タイ語を話すタイ人女性はどこか上品に感じるようです。

確かに白い女性が多く北部のタイ人はキレイですからね。

京都で言うところの舞妓さん(?)のようなイメージなんでしょうか。

ドギツイ大阪弁と同じ「南タイ弁」

大阪弁は僕の勝手な印象ですが、とてもドギツく聞こえます。

実はタイにも大阪弁と同じように強い口調に聞こえる方言があるんです。

それはマレー半島東部と南部(ハジャイとかその辺)で離されている「南タイ語」です。

この辺一体の言語にはタイ人が喋る南タイ語を標準語として 、あと2つのイントネーションが存在します。

①マレーシアに多いムスリムの喋る南タイ語、②華僑の喋る南タイ語です。

この南タイ語は全体的に高声が目立つようですので公用語よりもキツく聞こえるのかもしれませんね。

 

さいごに

福岡県北九州市出身の僕は地元にいる間は北九州弁を使っていましたが、地元から出た現在は標準語を使っています。

タイ人も地元からバンコクに出ると、職種にもよりますがやっぱり公用語を中心に使う人が多いようです。

でも、せっかく地元に古くから伝わる方言ですので忘れたくないですね。

そんなことを今回のブログを書きながら感じました。

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ABOUTこの記事をかいた人

海外ノマドや旅行情報を中心に自身の経験を交えてブログで発信中。カメラやスマホなどのガジェット類も大好き(旅の7つ道具として紹介しています)。また、「タイ」をこよなく愛し1年の半分以上をパタヤとバンコクを中心に暮らしています。嫁はタイ人。