建設ラッシュと言えるプノンペンの不動産市場。
町のあちこちで建設中のビルを見かけます。
スピードは決して早いとは言えませんが、最近では綺麗で高級そうなコンドミニアムも増えてきました。
今回は、実際にプノンペンへ行ったときに感じたことや人から聞いた不動産事情を書いてみたよ。
建設ラッシュに沸く首都「プノンペン」

いつ完成するの?といえるような大変遅い建築作業ですが、最近では綺麗なコンドミニアムも増えてきたカンボジア。
特に首都プノンペンは庶民の住んでいる家とは対照的な豪華な建物も多く観るようになりました。
こういった高級コンドミニアムの多くの借り手が白人、日本人、韓国人などの現地駐在員。
高級コンドミニアムには、お隣のタイと同じようにプールやジムなどが付いているようです。
古びた建物も未だに多く見受けられる

もちろん高級コンドミニアムなどの新しい建物はまだごく一部。
カンボジア現地の庶民が暮らす建物が大半を占めています。
廃墟のようなビルと豪華なコンドミニアムのギャップはタイのそれ以上。
ボロさ加減に驚いてしまいます(笑)。
廃墟同然の庶民用マンションは今にも崩れそうな勢い。
カンボジアはタイと一緒で地震はありませんが、震度3くらいの地震でも簡単に崩れてしまうこと間違いなしです。
豪華絢爛なコンドミニアム

それに比べて現在建設中のお洒落なコンドミニアムは、まるで天国。
安いもので1ベットルームが約300万円程度からですが、高いものになると2,000万円以上します。
まさに超高級コンドミニアムと言って間違いないですね。
カンボジアの土地は基本的に外国人は買えませんが、コンドミニアムの一室であれば外国人名義でも購入可能です。
そのため日本人や白人、韓国人などが投資目的で買うことも多々あります。
ちなみに、コンドミニアムとは日本で言うところの分譲マンション。
300万円くらいからお洒落なコンドミニアムが購入できますので、日本で車を買う感覚と同じでしょうか。
これからも多くのコンドミニアムが計画(もしくは建設中)のため、プノンペンの街中では工事中の風景を至るところで目にします。
日本人向けにカンボジア不動産の販売や賃貸を手がける日系企業も多くなりました。
しかし、その一方で詐欺事件も多く耳にするようになりましたので購入の際はくれぐれもお気を付け下さいね。
カンボジア在住者に聞いた「こぼれ話」
カンボジアは法整備もまだしっかりしていない国です。
弁護士が賄賂を請求したり、政府高官や役人がコンドミニアム所有権(もしくは販売ライセンスなど)の発行時に賄賂を要求したりすることがよくあるとのこと。
コンドミニアム購入の際は、必ずクメール語の分かる通訳を通して契約する方が無難。
カンボジアで不動産投資をされる場合は、必ずご自分で現地に赴いて信頼できる不動産業者から購入しましょう。
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さいごに
前職がタイを中心に東南アジアの不動産投資会社でしたので、各国の不動産事情はよく見てしまいます。
カンボジアは経済もさることながら、不動産事情もまさしくこれからですね。
お隣のタイがそうであったようにカンボジアの地価が上がることは間違いありません。
問題はどれだけリスクを取れるか。
そこのバランスが難しいところですね。
ただ、コンドミニアムを購入するのはあまりメリットが無いように感じます。
買うならやっぱり土地ですぜ!
日本人は残念ながらカンボジアの土地は買えませんが、どうしても欲しい場合はカンボジア人と結婚してみては?
リスクが高いからこそリターンも大きい・・はず(笑)。


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