友だちの富豪タイ人のご子息が大学祝に800万バーツのコンドミニアムと200万バーツの車をプレゼントされたと聞きました。
そして、一般人の僕は涙が出そうになりました(笑)。
タイ人のお金持ちはいくら稼いどるんや!
この記事の目次
タイ人全体の所得比
タイを後進国とか発展途上国と思っている日本人が未だに多いことに僕はビックリします。
そりゃ、そうですよね。
日本にいたらデモだのクーデターだの一昔も二昔も前の日本のようなニュースしか飛び込んでこないから。
しかし、実態は少しどころか大きく違うんです。
とりわけバンコクには高級ショッピングモールや高級車が走り回り、ブランド品に身を包んだタイ人は増加しています。
コンドミニアムに至っては億超えも普通になりつつあったり。
とは言っても、数字で出さないと実態は見えてきませんのでタイ人の平均所得を見てみましょう。
定義 (世帯別、年間可処分所得)
・裕福層:3万5,000ドル超え(約350万円)
・上位中間所得層:1万5,000ドル超え3万5,000ドル(約150万円〜350万円)
・下位中間所得層:5,000ドル超え1万5,000ドル以下(50万円〜150万円)
・低所得者層:5,000ドル以下(50万円以下)
2009年
裕福層:3.1%
上位中間所得層:14.6%
下位中間所得層:46.5%
低所得者層:35.8%
2015年(予測)
裕福層:6.4%
上位中間所得層:24.5%
下位中間所得層:45.7%
低所得者層:23.4%
出典:anngle.org
タイの総人口が約6700万人、よって家族構成からいって総世帯数が約2000万と推測されます。
うち中間所得層の収入は5000ドル超え1万5000ドル以下。
全国の平均世帯収入は約2万5000バーツ(バンコクは約4万5千バーツ)です。
この層が割合的にも1番多いのが伺えます。
またそれより上の上位中間所得層(アッパーミドルクラス)は現在、約25%と総世帯の1/4を占めるまでに成長しました。
ただ、一人あたりの月の平均月収が約7000バーツ(バンコクは約1万5000バーツ)と思ったよりも大きな数字ではありません。
ちなみに30年前は月の全国平均世帯収入が約3000バーツでした。
タイの格差ってやっぱりデカいのか!?
ってことは、必然的に超富裕層がとんでもないほどお金を持ってるんじゃん?という疑問が出てきます。
そこでタイ社会の裏の顔とも言える経済格差指数を調べてみました。
GINI(ジニ)係数という1つの指数。
簡単に言ってしまえば数字が高ければ高いほど格差が大きいことを示しています。
各国のGINI係数
日本:0.33
アメリカ:0.38
スウェーデン:0.26
マレーシア:0.43
タイ:0.53
タイの数字が異常なほどデカいことが伺えます。
もっと平たくいえば、タイ人のトップ20%のお金持ちたちがボトム20%の低所得者層の収入の約12倍を稼ぎだしているというのです。
さらに言えば数字は分かりませんが最上階に君臨する数%(おそらく5%程度)がこの20%のうちの過半数を稼ぎだしているものと推測されます。
タイ人裕福層はどんだけ稼ぐんじゃい!

世のやじうまの皆さんお待たせしました。
タイ人大富豪の実態を暴いて、とことん羨ましがってやりましょうじゃないですか!
タイ長者番付(2014年版)
1位:セブン-イレブンなども手がける超大手財閥CPグループのタニン・ジアラワノン氏、総資産1兆2000億円。
2位:アジアンティックなどの不動産大手TCCランドやチャンビールのタイビバレッジなどを所有するジャルーン・シリワタナパクディー氏、総資産9600億円。
3位:保険大手タイライフインシュアランスのワニット・チャイヤワン氏、総資産3800億円。
4位:テレビ局チャンネル3やセメント大手サイアムシティセメントなどに出資するクリット・ラタナラック氏、総資産3000億円。
5位:私立病院大手バンコクドゥシットメディカルサービスのプラサート・プラサートーンオーソト氏、総資産1800億円。
出典:newscrip.jp
ちなみに、2014年の世界長者番付トップはビル・ゲイツ氏で総資産8兆1000億円。
日本長者番付トップの孫正義氏は総資産1兆8000億円です。
巷で聞いたハイソ(お金持ち)タイ人の暮らしっぷり
冒頭にも書きましたが、大学祝に800万円のコンドミニアムを父親からエカマイに買ってもらった僕の友だちがいます。
彼女はチェンマイ出身でバンコクの大学に入学するからというのが理由。
それにあわせて車も必要だねと200万バーツの高級車も一緒に、しかもキャッシュでプレゼント。
頑張って仕事をしている僕はマジで泣きそうになりました。
また、タイの長者番付にも入っているTCCランドを所有するシリワタナパクディーさんの子どもの話。
子どもと言ってもそこそこ歳は取っていますが、あのエカマイの日本を基調とするゲートウェイ(大型ショッピングモール)って実は彼女が作ったんですよね。
それも日本が好きだからっていう理由だけで。
なので、ゲートウェイ行ったら分かるように閑古鳥が鳴いています。
でもそんなのマイペンライってことなんでしょう(笑)。
さいごに
数字を見るとその国の状況が一目で分かります。
今回はタイの所得水準から長者番付の総資産まで取り上げてみました。
それにしてもタイのハイソ(お金持ち)ってメッチャ増えてる気がするのはバンコクで生活している方々なら肌で感じてるはず。
さすがにお金の使い方がスゴすぎて僕は引いちゃいました。
懸命に毎日を生きてる僕にも何か良いことありますよーに(笑)。


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