2015年末のASEAN統合が目前に迫った昨今。
ですが、「ASEANとは?」とう読者もきっと多いことでしょう。
そこで今回はASEANの歴史から設立経緯、また気になる今後の動向について書いてみました。
やっぱり、これからも東南アジアが熱いぜ!
ASEANの歴史
2015年に控えているASEAN統合ですが、実はアセアンの歴史は古く、1967年、「バンコク宣言」によってASEAN(Association of South‐East Asian Nations、東南アジア諸国連合)は設立されました。
この東南アジア諸国連合、通称ASEANですが、今現在の本部はインドネシアのジャカルタに置かれています。
現在の加盟国は10ヶ国ですが、バンコク宣言によって設立された1967年当時には5ヶ国(タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、シンガポール)しか加盟していませんでした。
もっと言えば、1961年に設立された東南アジア連合(Association of Southeast Asia, 通称ASA)というアセアンの前進に至っては、タイ、フィリピン、ラーマン・マラヤ連邦(現マレーシア)のたったの3ヶ国にすぎない小さな組織でした。
ASEANの設立経緯
さて、では実際にどういう経緯で設立されたのかをご説明します。
ASA、もしくはアセアンが設立された当初はベトナム戦争(第二次インドシナ戦争)まっただ中でした。
ベトナム戦争とは、ご存じのように資本主義国家であるアメリカが共産主義という不穏因子が拡大しようとしていたインドシナへ介入しようとした戦いのことを指します。
ただの2国間における戦いではなく、言わば「共産主義」と「資本主義」という2つのイデオロギーとの代理戦争(冷戦)の一部でした。
意気揚々と(?)戦争を開始したアメリカでしたが、しばらくして劣勢に立たされてしまい、東南アジアのその他の資本主義国家を戦略的に組織化する動きをみせました。
東南アジアの国々も共産主義に対する防衛網として、広範囲での組織化を承諾。
幸か不幸かASEANの最初の設立には、このようなアメリカという当時の大国の思惑が大きく反映された背景があったのです。
その後、冷戦が終息に向かいイデオロギーや政治的な意図がなくなり、資源国家のブルネイを始めとする5ヶ国(ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア)が加盟し、現在に至ります。
これらアセアン10ヶ国(当初は5ヶ国)は、最初こそ政治的な思惑によって結ばれましたが、現在では政治的な結びつきから経済的な結びつきに向かって舵を切っています。
さいごに
2015年には本格的な結びつき、いわゆる「ASEAN統合」が迫っています。
ASEAN統合について書く前に、基本情報として「アセアンの成り立ち」を簡単に書いてみました☆
本日もご一読ありあとうございます!


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