
海外ノマドワーカーに憧れる人は多いですよね。
ですが、目的を誤ってしまうとただの根無し草(ホームレス)と同意語です。
今回は、「海外ノマドをする意味」と「目的地をどう選ぶか」のヒントを書いてみました。
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目的のない旅はただの「放浪」

海外ノマドワーカーになって世界中を飛び回りたい!という方も多いかと思います。
一時期、世界一周が流行っていましたが、目的なき旅は「放浪」と言って間違いですし、時間の浪費に近いかもしれません。
もちろん「自分探しという旅」で世界各地を周り「目的」を見つけたという方も中にはいます。
でも、かなりの少数派ではないでしょうか?
皆さんの周りの2年前に海外ノマドワーカーを始めた人で現在でも有名な人は何人いますか?
きっと思い浮かばないと思います。
僕も全くと言っていいほど思いつきません。
「目的なんか関係ない!ただ世界を見てみたい」というのも悪くないですが、せっかくなら目的のある旅に出かけたいですよね。
「目的のある旅」とは?

では、「目的のある旅」とは何でしょう?
目的とは、実現しようと目指すこと・行動の理由のことを言います。
皆さんが海外ノマドをする理由とか、それをして達成したいことは何ですか?
この辺をきっちりと精査しないと、僕の経験上、旅の予算や旅行後の計画が立てられないと言って間違いないです。
今とは違うどこかへの罠
海外に出たい!という人の中には、現在の状況に満足していない人も多いと思います。
日本から外に出て海外ノマドワーカーになれば・・というのは一時的な解決策にはなります。
でも、長期的に見るとどうでしょう?
海外に出たは良いけど、結局、今までの状況に「逃げて」来たので不安な気持ちで旅中を過ごすことになります。
僕も以前は勘違いしていたことがありましたが、「どこか違うところに行けば解決する」なんてことは決してありません。
ぜひ、そのことは忘れないで下さい。
旅の前に自分自身を見つめ直す
今の状況に不満があって旅がしたいと思っている人は、1度、今の自分自身を見つめ直してみて下さい。
何で満足してないのか?どうやったら解決できるのか?
海外に出てノマドワーカーをする前に、国内ですべきことは思っている以上にあるはずです。
現在の不満な状況を作ったのは自分自身なんてことをよく言われますが、あながち間違いではないと思います。
ぜひ、先ずは国内で解決するすべを全力で探し行動してみて下さい。
「自分スタイル」の旅を見つけよう!

自分自身の問題や国内での悩みごとは解決しましたか?
では、一緒に海外ノマドワーカーとして「目的のある旅」 に出ましょう!
さっそくですが海外で何がしたいですか?
その問いに答えられるのは自分自身以外ありえません。
ここからは少しだけ海外ノマドの目的を見つける僕なりに編み出したヒントを書いてみます。
とりあえず世界を周ってみたい
1番多いのが、この旅のスタイル。
決して悪いとは言いませんが、あとに残るのは思い出の写真と帰国後の不安感くらいです。
そうならないためには国内にいる間に海外ノマドの目的を決めたいですね。
自分の趣味を伸ばしたい
素敵な旅のスタイルだと思います。
例えば、マッサージが好きでタイでマッサージを真剣に勉強する。
こういったスキルは帰国後も使えますし、なにより言語すら分からない地域で「何か1つでも達成した」という行動は自信に繋がります。
些細なことで構いません。
南の島で海外ノマドをしながらサーフィンを思う存分やって上手になった、とかでも良いと思います。
外国人の恋人を見つけたい
大いに結構!
目的が無くて帰国後に後悔するくらいなら、海外ノマドをしながら未来の伴侶を見つけたと自信を持って言える方がよっぽど素敵です。
例えば、どうちらが魅力的でしょうか?
①海外で美味しいモノを食べて面白いアクティビティをした。
②海外ではあんまり何もできなかったけど、一生をともにする伴侶を見つけた。
僕は後者の人の方が魅力的だと思うタイプです。
海外就職を考えている
日本でダメなら海外で!
国内で自分自身を見つめ直し、全てを解決した後であれば思う存分挑戦してみましょう。
素晴らしい、そして目的のある旅だと思います。
実際、僕自身もそうですし僕の周りでも日本で活躍できなかった連中が海外では、そこそこ上手くいっているという話は多いです。
海外で活躍されている方に会いに行くのも良いですし、海外の人材派遣会社を訪問するのも良いでしょう。
ビジネスチャンスを見つける
多くの海外ノマドワーカー予備軍が目標としているのが、この海外でのビジネスチャンスを見つけることかもしれません。
この目的を達成するのは難しいですが、間違いなく最高にワクワクする目的であることは間違いないです。
海外ノマドワーカーとして世界一周をし、現在でも有名な人がいます。
そういった人は必ず旅の途中もしくは旅の後、訪れた都市や場所にちなんだビジネスをしていませんか?
目的がビジネスチャンスであれば、 先ずは海外ノマドをして起業された方の体験談などを見てみましょう。
実際に現地でお会いするのも良いかもしれませんね。
「目的地」は自分自身の中にある!

さあ、海外ノマドをする目的は決まりました。
その目的を達成するために最適な旅行地を見つけていきましょう。
目的が見つかったら行く場所を決定するのは簡単です。
その目的にあった旅行地を探せば良いわけです。
もう一度、皆さんの旅の理由を掘り下げてみてください。
ただの世界一周なのか、趣味を伸ばす旅なのか。
海外就職ですか?ビジネスチャンスを見けることですか?
自ずと海外ノマドの目的地は明確になりますよね。
テクノロジーの街「アメリカ」

ダイバーシティ(多様性)の集合体のような国「アメリカ合衆国」ですが、そんな状況ですので世界中から数多くの人々が訪れます。
それは旅行のみならず、IT界隈を中心に一山当ててやろうという起業家が西海岸(カリフォルニア州)を中心にせいぞろいしてますよね。
特にIT都市と言われるシリコンバレーには数えきれないスタートアップ(創業)企業が軒を連ねています。
そういった勢いを感じて自分の活力にしたいという方、いやいや成り上がるんだという方には持ってこいの場所です。
特に男性で海外ノマドワーカーを目指す人には必見の国と言えます。
また、もちろん観光としても多くの資源を抱えているアメリカ。
ユネスコに登録されている自然遺産は、その数10を超えるほどです。
特に有名で、皆さんもご存知なのが「グランドキャニオン」でしょうか。
想像を絶する美しさがそこにはあります。
アートの街「ヨーロッパ」

ユーラシア大陸の北西半島に位置する「ヨーロッパ」は、10を超える国々の集合体です。
中世ヨーロッパに代表されるような古き良き建造物も未だに残っておりアートの街としても知られていますよね。
フランスやイタリアに代表される美食の街としても有名で、食べ歩きには持ってこいの地域かもしれません。
それとは別にスペインにはリゾート地があったり、ジブリ映画『魔女の宅急便』の舞台となったスウェーデンなど時間を忘れて旅したくなる世界が広がっています。
また、北欧デザインなどで有名なスカンディナヴィア諸国とフィンランドは多くのデザインセンスを磨けること間違いなし。
特に女性の海外ノマドワーカーを目指す人には必見の地域と言えます。
物価も移動費もバカになりませんが挑戦してみたい!と思える、素敵な経験ができることでしょう。
冒険心をくすぐる「南米」

多くの海外ノマドワーカーを魅了する絶景スポットの宝庫「南米」ですが、あまり馴染みがないかもしれません。
天空の鏡と言われる世界一の塩湖であるウユニ湖やダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島も実は南米にあります。
世界遺産として皆さんにも有名なのは、ペルーにある天空都市マチュピチュとナスカの地上絵ですかね。
また、革命家として有名なチェゲバラの出身も南米のアルゼンチン。
南米はまさに「冒険心」をくすぐる場所と言えます。
子どもの頃に憧れたまだ見ぬ秘境の旅なんてことも可能です。
海外ノマドワーカーとして、非日常の冒険を楽しむなら間違いなくオススメしたい地域です。
ビジネスチャンス溢れる「東南アジア」

僕の活動の中心地である「東南アジア」ですが、多くのビジネスチャンスにあふれています。
僕も年の半分以上をタイで過ごし、大学中にインターンシップをしたのもバンコク。
21世紀はアジアの時代と言われますが多くのビジネスチャンスが伺えます。
実際、東南アジアの中間所得層も増加傾向にあり世界の工場だったのはもはや過去の話。
内需も期待できる消費国として秒単位の発展速度を肌で感じることができます。
また、東南アジアは熱帯に属した気候のため年間のほとんどを半袖・短パン・サンダルで過ごすことが可能。
ビジネスをして余暇はビーチでゆったり・・なんて海外ノマド生活も決して夢じゃありませんね。
ライフワークバランスを大切にする海外ノマドワーカーに最もオススメしたい地域です。
さいごに
ここまで海外ノマドについて良いことばかり書きましたが、1つだけ注意点があります。
実際問題、自由な生き方には多くの不自由が伴うことを忘れてはダメなんです。
ノマドはあくまでも「手段」であって、それそのものが目的ではない。
よくノマドワーカーとか海外ノマドワーカーが取りざたされますが、トラベルハック的な記事が多いのに違和感を感じます。
ノマドはあくまでも手段ですので、質問は自ずとWhy?(何で?)とかHow?(どうやって?)という部分が重要になってきますよね。
Why?とは、もちろん「なぜ海外ノマドという手段を選んだのか?」で、旅の目的にも合致する部分です。
How?とは、賢いパッキングの方法とかそんな安易なものでない「海外ノマドでどうやって生計を立てるのか?」で、現実問題の話です。
さて、「Why?」はこの記事を読んで既に決まったはずです。
さっそく1つずつ「How?」の説明をしていきます・・と言いたいところですが、先ずは旅の準備をしていきましょう。
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