一時の勢いは衰えましたが今でも世界一周旅行がもてはやされているみたいですが、極論を言っちゃえば、別にする必要ないんじゃないの?
と、タイ1ヶ国を何度も行き来している僕は思うんです。
こんにちは!2014年末からタイのパタヤを拠点にし日本と行き来している海外ノマドワーカーのSEKATABIさんです。
さてメディアやブログでよく取り上げられている世界一周。
今でも多くの旅行者が憧れる夢のような旅行スタイルとなっています。
ネガティブな意見をぶっ込んでしまいますが、「駆け足で世界一周旅行をすることの何が良いのか?」
・・タイと日本を何度も行き来している人間として、駆け足で世界一周をする旅行スタイルに僕は違和感を覚えたんです。
いや、もちろん世界一周旅行って人生に与えるインパクトは大きかもしれません。
しかし1ヶ国をトコトン極めることの方が、自分にもその国においても比べ物にならないくらい大きな影響力なんですよ。
なのに、日本では「世界一周旅行は格好良い!」だの、「世界一周したから俺はスゴイ!」だの言い出す人もいます。
実際にタイをトコトン極めようとしている僕としてはギャップばかり感じています。
確かに世界一周をすることはかなり魅力的ですが、極論世界一周なんかしなくてもいい。
でも、もっと大切なことを1ヶ国をトコトン極めようとしている日本人の僕は伝えたいんです。
昨今の世界一周旋風に水を差すようで悪いのですが、タイを行き来している人間として言わせて下さい。
ではどうぞ。
今回の記事は、僕の海外ブロガー仲間であるまえちゃんさん(@Maechan0502)の記事を勝手に丸パクリさせて頂きました。
まえちゃんさん、勝手に丸パクリしてゴメンナサイ(笑)。
僕は台南へ少額ですが募金させて頂き、また6月には実際に必ず現地へ行かせて頂きますね。
元ネタは、ぜひ下記を参考にされて下さい。
▼日本人のみなさんへ。台南地震へ募金なんかするより、台南人がもっと喜ぶ応援方法を台南在住のぼくは伝えたい
※勝手に丸パクリ大作戦の記念すべき【第一弾】は下記より。
この記事の目次
世界一周旅行は魅力的。けれど、1ヶ国あたりの平均滞在日数が8.75日という事実

まず最初に世界一周しなくても良いと言いましたが、決して僕は世界一周そのものを否定しているワケではありません。
本当に世界一周については、僕もいつか達成したい夢の1つだと感じています。
また、実際に僕は今年は台湾を始め香港やマカオあるいはカンボジアなんかにも旅行に行く計画を立てました。
2016年2月現在、日本から海外旅行に向かう旅行者は年間約2,000万人のようですね。
そのうち0.0001%の旅行者が世界一周をしているとすると単純計算で実に2,000人にものぼります。
特に2月は大学の全授業が終了する季節ですので、それをめがけて世界一周をスタートさせる大学生も増えると予想できますね。
ここタイのバンコクもそうです。
楽しい春休みを目前に、僕の後輩をはじめ多くの日本人が世界一周の拠点とするだろうと想像せざるお得ません。
ただ今回、とあるメディアに掲載されている世界一周経験者6名の1ヶ国あたりの平均滞在日数を彼らの経験談に基づき計算してみました。
いや、皆さん100日とか200日とか世界一周されて1ヶ国あたりの平均滞在日数が8.75日です。
現にうち1人は100日間で18ヶ国周っていて、1ヶ国あたりたったの5.5日しか滞在していないようでした。
残り95日をプラスして、まるまる100日間を1ヶ国に集中させたら、そんな穿った見方で考えたくないのですが・・。
なので、今回の僕の極端な意見というのは、あくまでも「こんな旅行スタイルもあるよ」という紹介です。

後追いとして一部の世界一周経験者のその後を記述しておきますが、中には世界一周経験をもとに現地で起業されたり意欲的な活動をされたりしていました。
だから、駆け足で世界一周をする人はバカだとか、あんな平均滞在日数で何が学べるのかとか言いたいのではない。
1ヶ国をトコトン極めたい僕らが少しだけ疑問に思う理由は、世界一周という素敵な経験を帰国後に活かしきれていない旅行者が多いことなのです。
世界一周に憧れる僕らはただ世界を周るってことだけに大きな魅力を感じてるんじゃないの?

しかし世界一周経験者のその後は、「周った国の幾つかに帰国後再度訪れることは稀」みたいなんです。
僕は世界一周経験者のブログを多く見ていて、帰国後更新するしないはありますが、個人的には「世界一周をしたらそれで終わり」というような様子がうかがえます。
「今回の世界一周で訪れた国はどうでしたか?何か今後に繋げられることなどはありましたか?」
しかしそんな質問をぶつけられても、仮に僕が駆け足で世界一周したとしても特別な感情はほとんどありません。
多少その国の観光地を周ったせいからか、数ミリの好奇心が刺激されたくらいで、あとは特になし。
僕がタイをトコトン極める旅行スタイルに出会う前は、マジで世界一周に行く計画をしていたほどで、きっと帰国後はこれと同じような感情になっていたと思っています。
ただこれって海外旅行に対してのスタンスの違いなんですね。
駆け足で世界一周する側からしたら、1ヶ国だけを知るよりももっと大きな世界に目を向けようと思っているのかもしれません。
しかし、一方で僕ら1ヶ国をトコトン極めたい側からしてみれば、1ヶ国の事情をもっと深めたいと思っているので訪国数に重きを置いているわけではない。
たまに他国へタイを拠点にしながら訪れるくらいがちょうど良かったんです、僕の場合は。
でもこの旅行スタイルが成り立つのは、その国に何かを還元した場合に初めて胸を張れる

しかしタイをトコトン極める側の僕からすると、何か結果を残さないことには胸を張れないんじゃないかと感じています。
今回の記事に対して「ご意見番気取りやがってお前を何を残した!」と指でさされるのもそうです。
そのタイをトコトン極める旅行スタイルを貫く僕の理想は良いけど、何か形としてその国に貢献したのかって、やっぱりそういった意見を言いたくなるんじゃないでしょうか?
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僕が尊敬する海外ノマドワーカーの1人である宮崎さん(@JUBURI)の記事。
うん、宮崎さんは実際に現地に長く滞在し、何度も訪れて素敵な活動されてますね。
でも言い訳に聞こえそうでみっともないんですが僕は言いたいんです。
「いや、そんなにデカい活動がデキる人は稀だから」
たしかに宮崎さんの活動は素晴らしいし、僕なんかじゃ到底出来ないような素敵な活動をされています。
かなり尊敬していて僕も少額ながら支援させて頂いてます。
そして何も出来ない僕がちっぽけに見えてきます。
しかし1カ国をトコトン極める側の僕らは僕らで、ただそれだけでその国に貢献しているのではないかとも思うのです。
だって僕らの半径3メートル以下を見渡してみても、こんなにも多くの笑顔が広がっていますから。

毎日のように僕が触れ合っているタイ人の彼女も、その家族や親族たちにも今振り返ってみると何かしらの恩返しができていました。
彼女たちといつも欠かさず顔を合わせる行為だって、たとえ小さな行動ですがきっと役に立っているはずです。
だけどもし海外旅行に躊躇していたり、僕みたいな他の日本人が「結局何も出来やしない!」と叫ぶたびに、「僕なんてその国に貢献出来ていないから穏便にただ素通りすべきだ」と誤ったイメージが広がるのです。
すると起こるのは何か?無関心です。
旅行したくらいじゃ僕らは何も出来ないと思い込めば思い込むほど、その国に対しての無関心は増えていく

現にただの通行人だと思って旅行をすると無関心は増えますし、1カ国に対しての比重が小さくなってしまうのでしょう。
僕も恥ずかしながらタイ以外の国は通行人だと思ってしまいがちですから、関心度は極端に減ります。
世界中の国々を見渡せば素敵な場所も多くあるのに、ただの通行人として海外旅行をするだけじゃ、全然関心度は高まりません。
たしかに面白いことも体験したし一時の興味は満たせたけれど、ある種テーマーパークを数日間楽しんだ感じだし・・。
みんなは僕も含めて表立っては言わないけど、これこそがリアルな本音です。
毎年違った国へ海外旅行するのも良いけど、関心度の高さは訪れた回数によって比例するわけです。
世界一周した経験と、訪国数も大事かもしれないけど、一方で1ヶ国を極めないと見えないことだってある。
タイをトコトン極めようとしている僕は、結局は半径3メートル以内の人たちしか幸せに出来ないのに、それでも何度も何度も訪れると誓いました。
そして僕は現地人と通行人という1回きりで繋がるより、リアルに現地を行き来して、これからもずっとタイとタイ人の良さと優しさを伝えていきたいと願っています。
まとめ 海外旅行好きのみなさんへ。旅行した国での思い出をただの通行人という視点からじゃなく、ずっとリアルに繋げてほしい

東日本大震災で世界中からの義援金は220億円という額を送ってくれました。
しかし僕ら日本人は正直、お金の金額じゃ彼らの優しさなんて義援金を送ってくれた理由をリアルに感じられないと思うんです。
少なくても僕はそうでした。
僕がタイをトコトン極めようとするようになったのは、元を辿れば今から7年前の2007年にとある大学にオープンキャンパスとして参加した時に、素敵なタイ人女性の先輩と交流したのがキッカケです。
そこで僕は初めてタイ人という人たちに出会いました。
やたらと人懐っこくて、タイ語なまりながらペラペラの日本語を僕に喋ってきて、そして僕に対して笑いながら優しさを振りまいてくる。
そんなタイ人と出会い、僕は初めてタイ人に惹かれました。
もっと知りたいと思い、やがて僕はタイを何度も行き来するまでに至ります。
人生とは不思議なもの。
アメリカに惹かれて英語を習い大学入学を決意したハズの日本人が、2年後には大学を休学して住んでいました。
僕にそこまでさせたのは、間違いなくタイ人の魅力にあった。
そう断言できます。

ぶっちゃけ僕はいつもタイ人の彼女に怒られてばっかりですが、いつも愚痴を聞いてくれる友だちに事実をありのままに伝えると、タイ人の男友達のビッグはこう言いました。
ユータロ、お前は何度怒られても別れないんだから彼女のことが好きなんでしょ!
余計なお世話だよ・・。
そう思いながらも、僕はそんなタイ人の彼女やその友だちが出会った頃と変わらず好きだし、1ヶ国をトコトン極める旅行スタイルを貫き通せば無関心から関心事になるんだよと1人でも多くの日本人に知ってほしいと思っています。
でもあなたに1ヶ国をトコトン極める旅行スタイルの魅力を伝えられる方法はわずかです。
どこかで特定の外国人と直接話すか、とある1カ国に何度も何度も訪れて、リアルに触れ合うことしかありません。
だから僕は思うのです。
駆け足で世界一周するより、1ヶ国をトコトン極める旅行スタイルの方が楽しんじゃないか?って。
そしてたかだか数日から数十日の弾丸旅行より、1ヶ国をトコトン極めた方がよっぽどその国に対して無関心じゃいれなくなるハズです。
そう、今世界中の国々が日本人にしてもらって喜ぶのは、通行人的な旅行ではなく関心事になるような旅行スタイルだと思います。
日本から世界へはLCC(格安航空会社)で往復2万円から行けるので、ぜひ1ヶ国をトコトン極める旅行スタイルを試してみて下さい。
例えば僕はタイでお待ちしております。
ยินดีต้อนรับ สู่ประเทศไทย!(タイへようこそ!)
ではまた。
さいごに
今回は、台湾在住ブロガーのまえちゃんさんの記事をキーワードを変更して限りなく再現させて頂きました。
ところどころ無理矢理再現していますので、辻褄が合わない部分があるかと感じています。
しかし、僕が伝えたい「1ヶ国をトコトン極める旅行スタイル」の魅力は少しばかり伝わっていましたら幸いです。
駆け足で周る世界一周が流行っているからこそ、あえて違った旅行スタイルを紹介してみました。
記事を拝借させて頂いたまえちゃんさん。
本当にありがとうございました!


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