ASEAN唯一の内陸国「ラオス」の隠れたポテンシャルとは!?

ASEANで唯一の内陸国「ラオス」を視察してきました。

ラオスと聞くと日本人にはあまり馴染みがないか、もしくは何もない貧しい国と思われているかもしれません。

しかし、フタを開けてみるとかなり面白い経済的ポテンシャルを秘めています。

その理由を詳しく記事にしてみました。

 

ASEAN唯一の内陸国

ラオスは国土も小さく(日本の本州程度)、人口も約650万人と東南アジアでも群を抜く少なさ。

北には中国とミャンマー、南にはカンボジアに接し、西はメコン川を挟んでタイ、東にはベトナムと接しています。

ラオスは、このように海と全く接していません。

よって何かと話題の多いその他の東南アジアと比べて日本人には馴染みが無いかと思います。

悪いニュースも無ければ、良いニュースもあまり無い・・裏を返せば情勢がかなり安定している証拠と言っても良いかもしれません。

経済的にはタイとの貿易にかなり依存しており、ベトナムともかなり親密な関係を古くから続けています。

それもそのはず、首都ビエンチャンは特にタイ語も通じ、多くのタイ文化に影響され、カフェやバーに入ればタイ語の音楽が聞こえてくることもしばしば。

また、ベトナムから出稼ぎに来ている方々も多く見かけ、いかに親密度が強いか見て取れますね。

こう書くと隣国との依存度が強い弱小国のような錯覚に駆られますが、実は多くの秀でたポテンシャルを持っています。

 

電力があまりに余ってタイへ売り飛ばす!?

あまり知られていない事実ですが、ラオスは水資源にかなり恵まれています。

よって昔から水力発電が盛んで国内の電力は十分にまかなえています(小さな国というのもありますが)。

その余った電力を西の大国「タイ」に売っているほどですから、いかに電力があまりに余っているかが見て取れますね。

昨年は「ミャンマー」がかなり取り沙汰された年でしたが、実はミャンマーはいつも停電に悩まされています。

しかし、ラオスに関しては停電の心配がほとんどありません。

さらに今後も水力発電用のダム建設を推進しているようですから、外資系企業も安心して進出できるのではないでしょうか。

 

5つの国に接する利点

海がないことは一見すると不利以外の何ものでもなく、工場が進出しても製品の輸出には問題が有ると思うかもしれません。

はい、今までは正にそうでした。

しかし2015年末のASEAN(アセアン)統合を目前に控えた東南アジア諸国の結びつきが強まると同時に、「海はないけど5つの国と接している」というラオスの地政は大きな強みになる可能性が十分にあります。

その理由として「南北回廊」や「東西回廊」あるいは「幹線道路」(今後のブログで詳しく説明します)が国をまたいで開通することによって、陸路での物資の移動が容易になりつつあることが挙げられます。

ラオスからであれば超消費国家「中国」へ直接陸路で行け、ベトナム経由で南シナ海があり、タイ経由でインド洋あるいは人口爆発国「インド」も狙えます。

海賊の出没件数の多く、時間もコストも高いマラッカ海峡を渡る必要がないので、最短でしかも低コストで製品を目的地まで運ぶベストな立地かもしれませんね。

 

中国一国依存からの脱却

こういった地の利から、ラオスは国を挙げて外資系企業の誘致に余念がありません。

特に日本企業には大きな期待をしておりラオスのトーンシン首相は何度も日本を訪れ、政府や企業に直談判しています。

その動きには、もう1つ大きな思惑が見え隠れしてなりません。

陸路で接した大国「中国」との極めて強い依存度を徐々に他の国々にシフトし、経済的にも独立していく姿勢を全面に押し出しているのではないでしょうか。

手つかずの未開の土地だからこそ、数十年前のタイと同様、積極的に日本政府や日本企業はODAやインフラ整備でラオス経済発展の一助を担えるのかもしれませんね。

 

さいごに

ラオスは今現在においてあまり話題に上がっていません。

それは人口も他の東南アジア諸国と比べてはるかに少なく、また内陸国で海がないからかもしれません。

しかし、「人口が少ない」や「海がない」は逆転の発想で大きな利点に成り得えます。

今回はそんなラオスの魅力を経済的な視点からアプローチしてみました。

ラオスが大きく取り沙汰される日はくるのでしょうか?

その時は僕のブログも大きくPVを伸ばすことでしょう(頑張れラオス!笑)

本日もご一読ありがとうございました☆

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ABOUTこの記事をかいた人

海外ノマドや旅行情報を中心に自身の経験を交えてブログで発信中。カメラやスマホなどのガジェット類も大好き(旅の7つ道具として紹介しています)。また、「タイ」をこよなく愛し1年の半分以上をパタヤとバンコクを中心に暮らしています。嫁はタイ人。